まめちの本棚

自分が「面白い」「皆さんに知ってほしい」と感じたことを書き記すブログです。※投稿内容は個人的な意見の表明に過ぎず、所属する組織の見解を反映するものでは一切ありません。

【第5章】松尾豊『人工知能は人間を超えるか~ディープラーニングの先にあるもの』

超ざっくりしたまとめ。

ディープラーニングのスゴいところは、

「今までヒトが与えるしかなかった特徴量を、コンピュータがヒトの手を借りずに見つけ出すことができる」

ようになったことである。

・言い換えると、「世界からどの特徴に注目して情報を取り出すべきか」の判断を、

コンピュータが自力でできるようになったということである。

たとえば、猫と人の違いは何か、を判別するならば、

「目が二つあって鼻が1つあって口が一つある」のは特徴量にはならない。

これは、猫・人の双方に共通するものだからである。

一方で、

「四本足で歩く」「しっぽがある」「全身がふさふさした毛で覆われている」「人間よりもはるかに小ぶりである」

といった情報が認識できれば、それは人と猫とを区別する顕著な特徴である。

こういった違いは、「ディープラーニング」を使えば、コンピュータが勝手に理解し、認識できるようになる。

ただし、この特徴量を例えば画像認識でもって炙り出すには、途方もない計算量が必要となるのだが、

コンピュータの処理能力が昔と比べて飛躍的に向上した現在ではその多大な計算をこなすことができるようになった、

という理解。

ディープラーニングの登場は、少なくとも画像や音声という分野において、「データをもとに何を特徴表現とすべきか」をコンピュータが自動的に獲得することができる」という可能性を示している』 (p173)