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若手銀行マンのキャリア構築の参考に~黒木亮氏の小説

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お題「好きな作家」

こんにちは。まめちです。

「好きな作家」というテーマで記事を書きます。

銀行の営業現場から「成り上がる」主人公

好きな作家は複数いますが、金融・経済関係の小説を多く世に出しておられる、黒木亮氏の作品が好きです。

今後の銀行におけるキャリア構築に悩み悶々としていた若手銀行マンの頃に、氏の作品をよく読み、勇気づけられたり、今後のキャリアパスのヒントをもらえたりすることがよくありました。

氏の作品には、

高い志を抱いて銀行に入ったものの、営業権場で理不尽にコキ使われるなど苦労を重ねた結果、「ご褒美」として行内の希望する部署に異動。その部署で十分な経験を積んだのち、銀行を退職しバリバリ活躍している

という設定の主人公が多く登場します。

氏のエッセイなどで彼のプロフィールを読むと、ご本人の歩んできたキャリアと、好んで描く主人公のプロフィールには共通点が多くみられます。氏は自分の書く小説の主人公に過去の自分の姿を投影しているのでしょう。

以下におススメの作品を数冊ご案内します。

◆トップ・レフト

トップ・レフト 都銀vs.米国投資銀行

トップ・レフト 都銀vs.米国投資銀行

 

 日系自動車メーカーのイラン工場建設のため、1億5000万ドルの巨大融資案件がもちあがった。大手邦銀ロンドン支店次長•今西は、国際強調融資の主幹事(トップ・レフト)を獲得すべく交渉を開始するが、かつての同僚で日本を捨て、米系投資銀行に身を投じた龍花が立ちはだかる。そこに世界を揺るがす敵対的買収TOB)が…。栄光のトップ・レフトの座を射止めるのは誰か!?

シルクロードの滑走路

シルクロードの滑走路

シルクロードの滑走路

 

 総合商社のモスクワ駐在員である小川智は、中央アジアキルギス共和国に旅客機を仲介する案件を進めていた。しかし、ソ連崩壊後の混乱の渦中にある小国では、国際ビジネスの常識がまるで通じない。難航を極める交渉は、小川の熱意と粘りで一歩ずつ合意に近づくが…。

◆リスクは金なり

リスクは金なり

リスクは金なり

 

早稲田大学時代に箱根駅伝に2度出場。その後都市銀行、証券会社、総合商社で勤務し、現在は英国在住作家として活躍する著者の足跡が垣間見えるエッセイ集。仕事を通じて世界80ヶ国を渡り歩いた経験をもとに、人生の目標の見つけ方から、実現の方法、さらに世界で通用する仕事術・交渉術までを指南。閉塞感に陥る現代社会で仕事や進路に悩むすべての人々に送る珠玉のアドバイス

◆世界をこの目で

世界をこの目で

世界をこの目で

 

経済・企業小説の分野で精力的に執筆する著者は、特に国際金融の現場を知り尽くし、リアリティをもって描くことのできる日本では希有の存在。ロンドン在住28年。これまで訪れた国は78ヶ国。国際金融マン時代から小説家となったいまも「真実」を追いかけ、かばん一つで世界を飛び回る。そんな著者が自分の旅を振り返り、「世界の見方」を伝授する白熱のエッセー集。

※箱書きはAmazonの「内容紹介」より引用しています

銀行を辞める時

私は銀行を1年前(2016年4月)に退職し、金融関係の企業で働いています。銀行を退職するという決断は非常に重いものでしたが、黒木氏の小説の主人公のように金融業界で活躍し、悔いのないキャリアパスを歩みたいという思いが、「退職」という重要な決断をするにあたり背中を押してくれた要因でした。

黒木氏の小説の主人公のようなカッコイイ仕事ではありませんが、銀行で培った色々な知識や経験をいかせる、面白い仕事ができているので満足しています。

黒木氏の本から得た学びは多く、今後も折に触れて読み返していくと思います。

 今日はこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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